無料法律相談と有料法律相談

京都市にある西谷・三田村法律事務所の弁護士の西谷拓哉です。

今回は、「無料法律相談と有料法律相談」についてお話したいと思います。

一般のお客様が法律に関するトラブルで弁護士に相談しようと思う場合、弁護士の探し方としては、「誰かに紹介してもらう」か「法律相談ができるところを訪ねてみる」という2つの場合が考えられるかと思います。

後者については、無料法律相談と有料法律相談ができるところがあり、京都の場合で言えば、大きく下記のように分かれると思います。
(無料法律相談ができるところ)
①役所等で定期的に実施している無料法律相談
②経済的に困窮している方の相談も受け付ける法テラスの無料法律相談
③各法律事務所が任意に実施している初回30分無料等の法律相談

(有料法律相談ができるところ)
①弁護士会で定期的に実施している有料法律相談(※経済的に困窮している場合は無料法律相談もある)
②各法律事務所が任意に実施している有料法律相談

それぞれ、メリット・デメリットがあります。
まず、役所等の無料法律相談は、無料で話を聞けるという魅力があり、簡単な法律相談やまだ弁護士に依頼するレベルではないと考えている事件について気軽に相談できるというメリットがあります。一方、基本的に20分という短時間の相談時間であり、また複雑な事案や質問分野についての深い法律知識がいるような法律相談(たとえば、著作権・商標権・特許権など)は20分以内での回答は難しく役所等の相談になかなか向いていないというデメリットがあります。また、役所等の無料法律相談は担当弁護士が毎回異なるため、再相談に行った時に同じ弁護士に相談は基本的にできません。さらに、役所等での無料法律相談は、弁護士が事件を引き受けることを想定していませんので、基本的に気に入った弁護士であっても事件の依頼をすることは難しいです。

一方、同じ無料法律相談でも、法テラスの無料法律相談や各法律事務所の初回30分相談無料等の法律相談は、時間の制約はあるものの、その弁護士にそのまま事件の依頼や引き続き相談を聞いて欲しいという時に柔軟な対応が可能です。

次に各種有料法律相談ですが、基本的に時間の制約なく(相談時間に応じた法律相談料の発生という制約はあるかもしれませんが…)心行くまで、複雑な案件でも相談することができる点がメリットです。さらには、その弁護士を信頼するに足りると考えれば事件依頼の引き受けを求めることもできます。デメリットとしては、相談時間に応じて法律相談料が発生することだと思われます。しかし、複雑な案件で、複数回の係属相談を予定しているような場合は、役所等の無料相談ですと、相談毎に一から説明し直さなければならないなどの負担もありますので、気にいった弁護士に何度でも(前に説明したことは省略しながら)相談できるというのは有料法律相談ならではのメリットと言えるかもしれません。

まとめとなりますが、
「簡単な法律相談」「まだ弁護士に依頼するレベルでないと考えている相談」
「1回の相談で足りると考えている相談」
→これらは、無料法律相談でまずは初めてみてよいと思われます。

「当事者多数、事案複雑な法律相談」「特定の業界や分野等に深く関係した専門性が高いと思われる法律相談」「1回では足りず、今後も複数回法律相談が必要になると考えられる法律相談」
→これらは、有料法律相談で、複数回に渡り継続的に弁護士に相談を行う土台を築いた方がよいと思われます。

次は、当事務所の三田村弁護士が「弁護士費用について」ご説明致します。

おわり

桜